目次
目次
お任せください。創ること全て。茨城県水戸市にある、みちのりの布施ゆきのりです。
ホームページ制作の経験がない場合、ホームページ制作にはどうやって進めればいいのかわからないのではないでしょうか。今回は一番最初のスタート、ホームページ制作会社に相談する前の流れをまとめてみました。
ホームページ制作経験がないからと言って、いきなり制作会社に相談してしまうのは止めましょう。ざっくりとした概算見積もりが制作会社から提示され、契約しても、社内の意思疎通をしないまま制作が進んでいき、制作がだいぶ進んだ段階で上司確認をとったら、「こんなイメージではない!」となってしまい、最悪は制作がふりだしに戻る、なんてことも。追加費用を請求されてしまいます。
これはあくまでも一般的なものなので、もちろん制作会社によって異なる部分もあると思いますが、制作の流れを知ることでやるべきことも見えてきます。よろしければご覧ください。
まず社内ですり合わせしましょう。優先順位が高いのが、ターゲット設定です。
自社ホームページを見てもらいたい「ターゲット」を決めます。制作するホームページを誰にみてもらいたいのか。それが決まるまでは、前に進んではいけません!
中には「とにかく色々な人に見てもらいたいんだ!」という方もいます。この考えかたは、ごく当たり前で自然なことですが、予算は無限ではありません。ターゲットを絞らずにホームページ制作を進めていくと、ホームページのどの部分を一番見てほしいのか?という壁に必ず当たります。見せたい部分を増やせば増やすほどにページは増え、制作時間も増え、結果としてそれが制作費に反映されていきます。
ターゲットを明確に設定すると、そこに向けた中身に絞って制作を進めていけるので、想定内の予算感で進行でき、必要十分なホームページを作ることができるのです。
ターゲットは、対象となる年齢層や趣味嗜好、ライフスタイルなどを設定しますが、そこからさらに踏み込んで「ペルソナ」を設定することもあります。見慣れない言葉かもしれませんが、ペルソナは、実在している人物像をとにかく具体的に書き出したもののことを指します。
例えば、ライフスタイル、身に着けているもの、家族構成、休日の過ごし方など、ホームページ制作に関わるすべての人が、明確にイメージできる像を作り出すのです。これによって目線でのホームページ制作が可能になります。夫は34歳、妻は32歳。5歳の男の子と3歳の女の子がいて、住んでいるのは水戸市。夫の仕事はカーディーラーで、妻は飲食店でパート社員。連休は家族でキャンプに行ったり、水戸内原のイオンで買い物したり…というように、具体的に設定します。自社内にホームページのターゲットとして狙うイメージに近い人がいれば「社内の〇〇さん」からイメージするのも効果的です。
そして大切なのは「ホームページをなぜ作るのか」という目的です。販売促進をしたい、商品PRをしたい、集客数を増やしたい、などがそうです。ゴールが設定されていないと、ホームページを見る人も、制作にかかわるクリエイターも、どこを目指しているのかが分からなってしまいます。
まず最初に行うことは、ホームページのターゲットとゴールの設定です!
ここが固まれば、デザインの方向性もしっかりと定まります。
ターゲットとゴールを決めた後は、具体的なコンセプトを設定していきます。
コンセプトが決まっていないと、御社のホームページ担当者と制作会社の間で、すれ違いが生まれてしまうからです。 例えば、飲食店のホームページを制作する際によく出てくる「おしゃれな感じ」や「落ち着いた雰囲気」などのあいまいで抽象的な言葉は、人によってイメージが違ってきます。
デザインのコンセプトは、ぼんやりしたものでなく、できるだけわかりやすく明確な言葉をセレクトしましょう。コンセプトがはっきりしていれば、誰が見てもわかりやすいホームページになります。
コンセプトが決定したら、ホームページのタイトルを決めていきます。
すでにお店や会社を運営している場合は、お店や会社の名前がそのまま タイトルになる場合が多いと思いますが、新たな事業や新規のコンテンツとして立ち上げる場合には、ユニークで覚えやすい名前をつけることをおすすめします。
タイトルが決まった段階で、いよいよキャッチコピーです。
キャッチコピーは必ず必要、というわけではありませんが、キャッチコピーがあると「このホームページは何なのか?」がハッキリわかります。
キャッチコピーのコツは「一言で何なのかが分かる」ということです。
ここからは、実際にホームページを制作する具体的な手順についてご紹介します。まずはホーム ページ制作の「設計図」を作ります。最初に完成像を想定しておかないと、どこを目指せばいいのかわからなくなるからです。 まずは大まかでOKです。
設計図には全体的な「外観」とそれぞれのページの「詳細」部分が存在します。初めに作るのは全体像である「 サイトマップ」です。どのページを作るのか、どのような導線にするのかを決めていきます。もちろんこれを作るのに、前半で見てきたターゲットや目的について考えたことも反映させていきます。
住宅が好きな方であれば、お店の間取り図をイメージするとわかりやすいかもしれません。どこに玄関があり、どこにトイレがあり、階段があるのか。お客様にどう動いてほしいのか、というのがサイトマップです。
次に、 トップページや商品紹介ページ、会社概要ページなど、色々なページのレイアウトを決めます。ホームページを見ている人は、デスクトップ画面では「左から右・上から下」、モバイル画面だと「上から下」に視線を動かします。優先順位が高い(見せたい)ものほど上に配置して目立たせる必要があります。
まずは手書きで構いませんのでページの設計図を書いて、社内でのイメージを共有していきましょう。
いかがでしょうか。ここまで社内で準備をしておき、この段階で制作会社に相談する流れをとれば、「制作会社に任せたら伝えたいことが伝わらないホームページになってしまった…」ということが防げます。
大切なのは、人任せにしすぎないこと。もちろん、見栄えなどのデザインはプロに任せた方が良いですが、ホームページの目的やコンセプトは、自社で話し合いを持って決めることが大切です。思い入れを持ってホームページ制作に携わることで、ホームページが完成した後の更新作業にも愛着や目的をもって取り組むことができます。
ホームページに「完成」はありません。というと語弊がありますが、制作会社から納品された時点が始まりです。ターゲットに響き、目的を達成するホームページにするためには、ホームページを定期的に更新し、常にターゲットを飽きさせない工夫が必要なのです。
もちろん、最初のターゲット設定やコンセプト設定など「その段階から相談したい…」という場合もご対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください(^^)。