まず社内ですり合わせしましょう。優先順位が高いのが、ターゲット設定です。
自社ホームページを見てもらいたい「ターゲット」を決めます。制作するホームページを誰にみてもらいたいのか。それが決まるまでは、前に進んではいけません!
中には「とにかく色々な人に見てもらいたいんだ!」という方もいます。この考えかたは、ごく当たり前で自然なことですが、予算は無限ではありません。ターゲットを絞らずにホームページ制作を進めていくと、ホームページのどの部分を一番見てほしいのか?という壁に必ず当たります。見せたい部分を増やせば増やすほどにページは増え、制作時間も増え、結果としてそれが制作費に反映されていきます。
ターゲットを明確に設定すると、そこに向けた中身に絞って制作を進めていけるので、想定内の予算感で進行でき、必要十分なホームページを作ることができるのです。
ターゲットは、対象となる年齢層や趣味嗜好、ライフスタイルなどを設定しますが、そこからさらに踏み込んで「ペルソナ」を設定することもあります。見慣れない言葉かもしれませんが、ペルソナは、実在している人物像をとにかく具体的に書き出したもののことを指します。
例えば、ライフスタイル、身に着けているもの、家族構成、休日の過ごし方など、ホームページ制作に関わるすべての人が、明確にイメージできる像を作り出すのです。これによって目線でのホームページ制作が可能になります。夫は34歳、妻は32歳。5歳の男の子と3歳の女の子がいて、住んでいるのは水戸市。夫の仕事はカーディーラーで、妻は飲食店でパート社員。連休は家族でキャンプに行ったり、水戸内原のイオンで買い物したり…というように、具体的に設定します。自社内にホームページのターゲットとして狙うイメージに近い人がいれば「社内の〇〇さん」からイメージするのも効果的です。
そして大切なのは「ホームページをなぜ作るのか」という目的です。販売促進をしたい、商品PRをしたい、集客数を増やしたい、などがそうです。ゴールが設定されていないと、ホームページを見る人も、制作にかかわるクリエイターも、どこを目指しているのかが分からなってしまいます。
まず最初に行うことは、ホームページのターゲットとゴールの設定です!
ここが固まれば、デザインの方向性もしっかりと定まります。