【無料テンプレ有】いまさら聞けない、でも知っておきたいSWOT分析

お任せください。創ること全て。茨城県水戸市にある、みちのりの布施ゆきのりです。
広報担当者が最低限知っておきたいマーケティングの基礎知識」でも紹介しましたが、自社分析の基本SWOT分析に関する記事です。
この記事の最後にPowerPoint用のテンプレートも用意しました。ご活用いただけますと幸いです。

「SWOT分析なんて知ってるよ」という方はスルーしてください。

|SWOT分析で何がわかるのか

SWOT分析とは、Strengths(強み)・Weakness(弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)の4つの項目から、内部環境や外部環境について分析を行い、改善策を洗い出し、戦略へとつなげる手法です。

ただ!分析するだけでは意味がありません。販売促進に活かすためにはポイントがあります。今回はそうしたポイントを踏まえて、SWOT分析の活用方法を事例を挙げながら説明していきます。

例えば、ちょっと高級な和食料理店をイメージして、SWOT分析を行ってみましょう。

■内部環境Strengths(強み)
・市場の仲買人とのネットワークがある(独自の仕入れルートがある)
・調理の技術が優れている

■Weekness(弱み)
・品質が高い分、仕入れ価格が高い
・知る人ぞ知るという店(認知度が低い)
・板前さんの後継者がいない(スタッフ高齢化)

■外部環境Oppotunity(機会)
・近くの和食料理店が閉店した(競合他社の撤退)
・メディアで取り上げられた
・近くに駅ができた

■Threat(脅威)
・食材が値上がりしている
・商圏の人口が減った
・和食チェーン店が参入してきた

こんな形です。
もっと詳しく分析すれば、さらに項目が洗い出されると思いますが、このような形で各セクションの分析を行っていきます。

実際に使っていただけるSWOT分析用のテンプレートです。

|内部環境の洗い出し

Strengths(強み)とWeeknesses(弱み)は、自社や自社のサービスなど「内部環境」について項目を洗い出すエリアです。

Strengths(強み)とWeeknesses(弱み)は、いわば自社の「攻守」にあたる部分。攻撃力を高め、守備力を強くすることで、市場という戦場で優位に戦うことができるのは明らかです。自社が抱える課題や、強みを理解することが、今後の戦略立案の鍵となります。

|外部環境の洗い出し

Oppotunity(機会)とThread(脅威)は、市場や社会状況など「外部環境」について項目を洗い出すエリアです。

基本的には自社の努力では変えることのできない、いわば不可抗力的な存在がOppotunity(機会)とThread(脅威)です。例えば、法改正や技術革新、世論の風評などが「外部環境」にあたります。業界的に「マイナス」な要因があった場合でも、自社努力によっては業界内の役割をうまく変え、プラスに変えることができるかもしれません。自社の周りで起こっている出来事について、常に動向に気を配り調査することは、とても重要なことです。

SWOT分析では、これらの「内部環境」と「外部環境」の良さと悪さを明確にしていきます。

|SWOT分析のやり方

①洗い出す項目を決める

SWOT分析を行う際、「強み」や「弱み」を洗い出すのが単純な作業になってしまうと、いくらでも項目が出てくるためキリがありません。
全く分析に必要ない項目が増え、分析結果に偏りがでるようになります。

SWOT分析を行う場合は、必ず「内部環境」と「外部環境」で洗い出す項目をあらかじめ決めておくようにしましょう。

各環境で使える項目例は以下の通りです。

・資源(リソース)
・顧客サービス(コンテンツ)
・システム
・インフラ
・ USP
・効率性
・品質
・原材料
・マネージメント
・価格
・輸送時間、方法(チャネル)
・コスト
・ブランド力
・商圏
・企業理念
・環境 etc…

・政治
・法律
・経済状況
・トレンド
・技術革新
・期待値
・競合他社の動向 etc…

②各項目の仮説を立てる

各項目について実際の調査や分析を行う前に、現状考えている、内部環境・外部環境に対する仮説を立てます。
仮説を立てることで、①で決めた項目でSWOT分析を行って本当に大丈夫か、他に必要な項目がないか、漏れなく洗い出せるようになります。

もちろん、仮説なので事実と異なる結果が分析時に出ても構いません。
ご自身でいくつも考えてみて、その仮説について③④にてしっかり分析していきましょう。

③外部環境の調査・分析

必要な項目が明確になった段階で、外部環境からSWOT分析を行っていきます。

基本的に内部環境は外部環境の影響を受けており、結果として自社のポジションが明確になっています。例えば、市場トレンドと自社コンテンツが一致した結果、自社のコンテンツが「強み」となります。逆にこれが一致しなかった場合は、自社のコンテンツは「弱み」になってしまいます。

このように、内部環境は外部環境の影響を強く受けているので、外部環境から調査・分析を行っていきます。

④内部環境の調査・分析

外部環境の調査・分析を終えたら、内部環境の調査・分析を進めていきます。

まずは自身で思いつく「強み」と「弱み」を一通り洗い出し、その後競合他社との比較を行い、実際に洗い出した「強み」と「弱み」が確かなものなのか確認する流れがベスト。

内部環境は主観的な分析になりがち。必ず競合他社との比較を行い、可能であれば第3者の意見を取り入れることで、質の高い分析結果となります。

⑤目標達成までの戦略を定める

各セクションのSWOT分析が終わったら、各項目で重要度の評価を行います。優先順位や単純なABC評価で十分です。
そして重要度の高い項目について、どのように打ち出していくか、もしくはどのように改善していくべきか、各案を出していきます。 

ここでポイントになるのは、SMARTの法則です。全てにおいて使える法則なので覚えておきましょう。

Specific(明確性) … 設定した目標は明確なものか
Measurable(計量性) … 目標達成率や進捗度を測定可能か
Assignable(割当設定) … 役割や権限を割り当てているか
Realistic(実現可能性) … 現実的な目標を設定しているか
Time-related(期限設定) … 目標達成に期限を設けているか

これを満たした案であれば、その案を戦略として進めていきます。
もしSMARTの法則を満たせない案になるようであれば、別の角度から再度SWOT分析を行い、戦略へと落とし込んでいきます。

|数をこなして慣れてることが一番の近道

SWOT分析は、外部環境と内部環境といったマクロとミクロの観点を4つの項目に落とし込むため、項目をしっかり分け、仮説を立てる段階で進む方向を明確にしなければなりません。

慣れないと手間のかかる作業ですが、経営戦略や事業戦略など将来を見据えた行動を起こすためには、現状の把握は欠かせません。

様々なシーンで意識してSWOT分析を行い、慣れ、重要な場面で最善の「現状把握」ができるように、何度もトライしていきましょう!
ということで、テンプレートをプレゼントします。特にメールアドレスの登録や個人情報引き抜きなどやりませんので(笑)。

安心してお使いください。
(みちのりのフッターが入ってます。必要ない方は消して使ってください)